●基礎施術
気になる部分をいきなり温めるのではなく、ウォーミングアップに神経系へ刺激を与えるため、はじめに背骨を中心に温めます。
温熱療法では、まず自律神経のバランスを整えるために「基礎施術」を行います。
ポイントは以下の箇所です。
ひとりで行う場合は注熱しづらい場所ですが、下記のイラストのように工夫して温めてみましょう。
●首・肩・後頭部
①肩こりや背中の張りを緩和する為に、肩甲骨周りに熱を入れると効果的です。
左右の肩甲骨の骨に沿って丁寧に温めてください。
温熱機を軽く押す
②身体をゆすったり、反対の手で軽く圧をかけます。
枕と肩の間に温熱機をはさむ
③肩や首、後頭部は柄の部分を持って温めても良いのですが、腕が疲れるようでしたら横になって枕との間に温熱器を挟んで温めてください。
手ぬぐいを肩にかけて
④肩のコリは肩甲骨と背骨の間、脇の下、腕が大事なポイントです。
普段、コリを感じていない部分も温めてみましょう。
●腹部
①お腹全体をひらがなの「の」の字を描くように温めてください。
便秘が気になる方はへそより下の部分をよく温めると効果的です。
また、下痢の方は症状がひどくなる場合がありますので温めすぎないように注意してください。
●その他の部分
足や胸、お顔など気になる部分に温めてください。
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